【Python入門】数値(整数,浮動小数点数)について,Python3

使用環境はAnaconda,Python3.6.4
ターミナルを開き、pythonと打ち込んで対話プロンプトを開いて下さい。

Pythonは2系ではなく、3系を使って下さい。
Python3を単体でインストールしてもいいし、AnacondaなどのディストリビューションをインストールすることでPython3を導入する手段もあります。
Anacondaには科学計算系のライブラリもセットでくっついてくるので、人工知能をやりたい人などはAnacondaで必要なライブラリを一括インストールしておくと良いでしょう。

Python3の数で遊ぶ

Pythonの対話プロンプトを開く

$ python

変数のaに3という数値を代入して、print文で出力

>>> a = 3
>>> print(a)
3

対話型ならaと打ち込むだけで数値が出てくる

>>> a
1

たとえばPython3でprint文のかっこ()を省略すると

>>> a =1
>>> print a
File "<stdin>", line 1
print a
^
SyntaxError: Missing parentheses in call to 'print'. Did you mean print(a)?

となる。Python2ではprint aでも通るが、Python3ではSyntaxError(構文エラー)となる。
Python2系と3系では違うことを認識しましょう。
エラー文に「Did you mean print(a)?」と出てくるので、こういったエラー文はこれからも参考にしてください(print(a)と書こうとしたのではありませんか?)

変数bに変数aを代入してみる。

>>> a = 2
>>> b = a
>>> print(b)
2

あとで変数bに違う数値を代入してみよう

>>> a = 2
>>> b = a
>>> print(b)
2
>>> b = 3
>>> print(a)
2
>>> print(b)
3
>>> a = 15
>>> print(b)
3

複数の代入を1行で書くこともできるし、a,bを入れ替えることもできる

>>> a, b = 7, 8
>>> print(a)
7
>>> print(b)
8
>>> a, b = b, a
>>> print(a)
8
>>> print(b)
7

type(thing)を使って型を調べる。上記の変数a,bは整数のint型だとわかる

>>> type(a)
<class 'int'>
>>> type(b)
<class 'int'>

電卓のようにPythonの対話プロンプトを使うことができる。乗算のほうが加算よりも優先順位は高い

>>> 100 + 200
300
>>> 10 * 20
>>> 10 * 20 + 100
300
200

整数を整数で割る。浮動小数点数で返る。下記のコードでPython2では4となることに注意

>>> 18 /4
4.5

切り捨ての整数除算。余りは捨てる

>>> 13 // 6
2

%は余り

>>> 8 % 2
0
>>> 8 % 3
2
>>> 9 % 2
1

ゼロでは割れないので、例外が発生

>>> 10 / 0
Traceback (most recent call last):
File "<stdin>", line 1, in <module>
ZeroDivisionError: division by zero
>>> 15 // 0
Traceback (most recent call last):
File "<stdin>", line 1, in <module>
ZeroDivisionError: integer division or modulo by zero

変数aの数値から-3する。-3した値を変数aに代入している式

>>> a = 10
>>> a -= 3
>>> print(a)
7

floatは小数点以下がある浮動小数点数

>>> a = 99.9
>>> type(a)
<class 'float'>

float()関数を使うと、整数もfloat型に。改めて代入し直すと、aの型が変わる

>>> a = 10
>>> float(a)
10.0
>>> type(a)
<class 'int'>
>>> a = float(a)
>>> print(a)
10.0
>>> type(a)
<class 'float'>
10.0